パーキンソン病の運動療法について

パーキンソン病の治療には、薬物療法と非薬物療法、手術療法がありますが、全ての治療方法において共通して大切なことは「運動療法」を行って運動機能を維持することです。

パーキンソン病の症状について

以下の症状の様な日常生活を制限する症状が多く見られます。

・嚥下障害

・自律神経障害(便秘・排尿障害・夜間頻尿・睡眠障害・幻覚・うつ・不安・無気力)

・嗅覚の障害

・運動障害
 無動/寡動
 筋固縮
 振戦
 姿勢反射障害

・日常不活発障害として
 関節可動域減少
 筋力低下
 腰痛
 呼吸器力低下

運動療法での治療

パーキンソン病の運動療法は、先ず下記の4大症状別にアプローチしていきます。

★姿勢反射障害対策:

姿勢矯正(施術時間は主に10分程度)
バランス感覚運動(片足立ち訓練)

★無動・寡動(動作緩慢・すり足歩行)対策:

関節可動域増幅ストレッチ

★固縮(関節可動域制限・筋力低下) 対策:

筋力トレーニング・関節
可動域増幅ストレッチ

他の症状に対する治療法として、一般的に以下の訓練があります。

嚥下練習
呼吸練習
バランス練習
日常生活活動指導
関節可動域運動
姿勢矯正運動
筋力トレーニング

※LSVT®BIG「パーキンソン病歩行指導」

端的に言いますと、症状のステージごとにおける歩行リハ入りです。
アメリカで考案されたパーキンソン病初期(Hohn YahrというステージⅢまで)の方に実施された方法です。
世界中に広まっている検査寳保で日本国内においても有名な治療方法です。

下記は英語サイトになります。

具体的なLSVT®の検査項目

・UPDRS(運動機能であり、立ち上がり、歩行能力を測る)
・10m歩行(10mを何歩で歩けるか?)
・BBS(バランス能力検査):片足立ち・片足立ち立位維持(閉眼による)
・TUG(椅子から立ち上がり、360°回ってから再び座るまでの時間)

医療機関におけるリハビリテーションは、リハビリ前後に検査項目の運動がどれくらい改善したかどうか?を評価することが一般的です。

〇『出来なくなる日常生活動作の具体例』

当てはまる症状はありますか??

・縫い針の穴に糸を通す
・洋服のボタンのかけ外し
・スボンファスナー上げ下げ
・果物と野菜の皮むき
・雑巾しぼり

こういった、些細な日常動作が出来ないことにより、自信を喪失から抑うつ症状になる事が多く見られます。

当院の訪問における運動療法

訪問施術における、パーキンソン病の運動療法は、NPO介護予防センターにて開発されました「姿勢矯正メソット」に沿って運動療法で症状改善にアプローチします。

参考:NPO介護予防センター

<姿勢矯正の理論について>

BMKトライアングルという理論に沿って施術をします。
BMKとはB:Body(身体)M:Make(作る)K:Keep(保つ)の頭文字を取ったものです。身体の内と外の両方から整えていくことを目指します。
”姿勢”を整え、”機能(内臓)”を回復し、”心(精神)”が喜ぶ リハビリマッサージです。
この3つは密接に関わっており、一つでもバランスが崩れると私たちの体に悪影響を及ぼします。

姿勢

パーキンソン病の円背姿勢に対して、主にアプローチします。
背部、頭部、頸部をメインに上半身(大胸筋・上肢筋含む)へ遠心性指圧マッサージをします。
股関節周辺筋、足関節のROMをマッサージし、可動域を改善させます。

姿勢改善による自律神経刺激効果によって、
『呼吸機能が改善されて基礎代謝の上昇』と同時に、
『脂肪細胞活性化により、体温上昇』も期待されます。

ご自宅で「とにかく動かす」事を目的にご自宅で施術を致します。

機能(内蔵)

上記によってパーキンソン病で失われつつあった通常姿勢が定期的施術により姿勢改善が期待でき、内蔵の位置も本来に戻り機能改善することが期待されます。

心(精神)

姿勢の改善から、「視線が改善」し、歩くうえで基本的な前方が見えるようになります。視界が改善して日常生活動作が少しでもできるようになり、表情も柔らかくなって心が豊かになることが見込まれます。

79歳女性(横浜市金沢区)施術開始時
姿勢矯正メソット

79歳女性 施術開始2か月目後

姿勢矯正メソット

前かがみ姿勢がかなり矯正されているのがわかりますね。
定期的な姿勢矯正メソットを継続することにより、術後効果を獲得出来ることが期待されます。

 

姿勢矯正の具体的な施術方法や施術時間については、私どもへお電話にてお問い合わせ下さい。

 

 

横浜市金沢区の訪問機能訓練センター

きたがわ鍼灸指圧院