「高額介護サービス費」「補足給付」利用者負担 一部で引き上げ【厚生労働省】

2021年8月から、利用者の自己負担の多寡を左右する「高額介護サービス費」と「補足給付」の2つが変更されます。いずれもその支払い能力に応じた負担を個々の利用者に求め、制度の持続可能性や公平性を高めることが狙いのようです。

1.高額介護サービス費

ひと月の自己負担があらかじめ決められている上限額を上回った際に、その超過分を払い戻す仕組み。介護の支払いを一定の範囲内に留めて家計を守る制度で、上限額は個々の経済状況に応じて段階的に設定されている。

上限額の段階が新たに2つ創設され、高所得層の負担が引き上げられる。

 

2.補足給付

介護施設に入所する低所得者の食費、居住費を助成し、その自己負担を軽減する支援措置。市町村民税非課税の人が対象で、個々の経済状況に応じて段階的に自己負担の上限額が定められている。

助成の可否を判断する預貯金額の要件の厳格化、食費(日額)の引き上げが変更点。

施設で食事を楽しむ高齢者

介護施設での食費の自己負担が倍増し、困惑する高齢者やその家族が増えている。

 

厚生労働省 介護保険最新情報 Vol.997

https://www.mhlw.go.jp/content/000801668.pdf

 

介護保険で受けられるサービスと健康保険を利用できる訪問マッサージとを上手に組み合わせてご活用いただくことで、私共スタッフが高齢者の皆様の生活をよりよいものとするお手伝いをさせていただければと思っております。               <記事担当: 平山>