介護関係者で「LIFE 推進委員会」発足【かながわ福祉サービス振興会】
介護保険の新たなデータベース「LIFE(科学的介護情報システム)」の介護現場への普及を図るため、かながわ福祉サービス振興会が「LIFE推進委員会」を新たに立ち上げました。
より効率的なデータ提供の方法、精度の高いフィードバックの扱い方、PDCAサイクルを適切に回すノウハウなどを検討し、その成果を事業所へ還元していく方針を確認、国や自治体への提言などを行うことも視野に入れているそうです。
瀬戸恒彦理事長は「介護現場の負担を軽減する、そして生産性を上げる。これらをしっかり両立させるためには、LIFEの活用が大変重要になる」と説明、「実際にどう取り組めばいいのか、介護現場からは戸惑いの声も多く頂いている。今は静観している事業所も多い。この委員会を通じて支援していきたい」とも述べました。
委員会は有識者や介護事業者、ソフトウェア開発企業の関係者らで構成され、今後独自のモデル事業も実施してLIFE推進に向けた実務的な検討を深めていき、年度末には得られた知見の共有、横展開を図る報告会(アドバンストセミナー)の開催も予定しているそうです。

LIFE(科学的介護情報システム)の活用により、介護現場の負担軽減が期待される。
次の報酬改定でLIFE関連のインセンティブが更に拡大される可能性も念頭に置きつつ、来年度以降も取り組みを発展的に継続していくようなので期待したいと思います。 <記事担当: 満澤>