新型コロナで施設利用控え、要介護度悪化に影響か【国保新聞】
介護保険の要介護度が進んだ場合などに出す区分変更申請の件数が、全国的に急増しているとの調査結果が報告されました。新型コロナウイルス感染を恐れた高齢者が外出や施設利用を控えたことで、身体機能に悪影響が出ている可能性があると考えられています。
調査は都道府県庁所在地と政令指定都市で行われ、要介護認定の区分変更申請や新規申請件数などを比較。
政府が緊急事態宣言を発令した2年4月以降、区分変更申請の件数は宣言解除後の6月に全国で前年同月比17.9%増と急激に増加。 9月、10月も2ヶ月連続で前年の2割以上増え、調査対象の自治体の9割超で変更申請が増加。
また、要支援から要介護へと変わる申請が前年同月比30%超増えた自治体も多く、その理由として 「通所リハビリや短期入所の利用が落ちていることが考えられる」との意見が多数寄せられました。
当院で訪問マッサージを利用されている方でも、外出や施設利用を避けられている方が多くいらっしゃいます。なかにはADLが低下している方もおられるため、の維持、向上を目指して日々施術を行なっております。 〈記事担当: 満澤〉