変形性膝関節症の筋力トレーニング
初めまして。マッサージ師の満澤です。
主に横須賀市、横浜市金沢区で訪問マッサージをしています。
訪問先で患者様によく以下の質問をされます。
「普段、自分で出来る筋トレはないですか?」
初投稿になりますが、ご自宅でご自身で出来る筋トレを紹介します。
今回は、訪問現場でとても多い「変形性膝関節症」の方におすすめの筋トレをご紹介します。
目次
目次
①変形性膝関節症とは?
②変形性膝関節症の筋トレ目的は?
③大腿四頭筋の筋力トレーニング
④筋トレでの注意点
⑤まとめ
①変形性膝関節症とは?
<説明>
ひざの関節の軟骨が摩擦などですり減ったために、ひざに強い痛みが出る慢性的な病気です。関節軟骨が老化により弾力性を失い、使いすぎてすり減り、膝関節が変形します。また、骨折や半月板損傷などの後遺症として発症することもあります。
<原因>
最も大きな原因は加齢です。年齢を重ねると関節の軟骨がすり減ったり削れたりすることで表面が荒れて、慢性的な炎症や変形が起こります。また、ひざの関節には常に体重の4~6倍の負荷がかかると言われ、肥満も大きな原因になります。
また、以下の原因も挙げられます。
◎ひざの内側に極端に負荷がかかるO脚
◎閉経後のホルモンバランスの変化による骨の劣化
◎『正座や胡坐』で膝の過伸展位の習慣化
<症状>
階段の昇り降り、歩き始め、長時間の歩いた時、椅子からの立ち上がり動作時(初期)
歩くと常に痛い、膝に水がたまる(関節液)、腫れ、熱感、
O脚の進行、膝の変形
<検査・診断>
O脚、骨の変形、半月板等の軟部繊維の損傷度合いを診る(MRI検査)、レントゲン
<治療>
・膝軟骨の退行をなるべく防ぐことが第一とする。
・「靴のインソール療法」➨膝関節が痛まない角度に調整
・体重増加を防ぐ
・痛み止め服薬や関節内注射
・「人工関節置換術」
「靴のインソール療法」については、以前に当院代表の北川が自信の事故の経験談を踏まえてブログに書いてますので是非ご参照ください。
変形性膝関節症の詳細説明もございます。
<予防>
・大腿四頭筋の筋力トレーニング
お尻の筋肉と股関節の筋力が鍛える➡膝の痛み予防効果
・正座、胡坐をかく習慣を止める
・肥満の解消
②変形性膝関節症で取り組む筋トレの目的は?
大腿四頭筋を鍛えることで、
膝を支える筋肉を強化し不安定さが軽減して膝への負担が少なくなります。
また、お尻の筋肉と股関節周りの筋力も一緒に鍛えられると膝に負担ない歩き方になり痛みの予防になります。
③大腿四頭筋の筋力トレーニング
実際に毎週訪問してます患者様にやって頂きました。
「膝伸展運動」

先ずは、椅子に座って、左右片脚ずつ行います。

太ももに力が入っているのことを意識して片脚ずつ上げていきます。
・片方の膝を伸ばし切り、10秒保持します。
・最初は、左右で1~3セット(個人差あり)。
・慣れてきたら徐々に増やしていきましょう。
「パラセッティング」

膝の下にバスタオルを入れて行うことがポイントです!!
・床にすわって(長座)、左右片足ずつ行う。
・膝下に巻いたバスタオルをかませる。
・膝裏でタオルを押し潰し伸ばしたまま10秒保持。
・左右で1セット行います。
・始めは2~3セット、慣れてきたら徐々に増やす。
④筋トレの注意点
運動時、痛みを感じるようでしたら無理をせず中止して下さい。
筋トレのコツは、
「毎日コツコツ続けられること」 です!!
人生目標と同じです(笑)
⑤まとめ
いかがだったでしょうか?
文章を書くことに慣れていない為、短くてすみません<(_ _)>
変形性膝関節症は、日本人にはとっても多い疾患であり、数万人と言われております。
筋トレやウォーキングといった筋力強化だけでなく、ふだんの生活で正座を避けたり、肥満を防止で体重を減らすこともとっても大切なことです。
最後までお読み頂きありがとうございました。
きたがわ鍼灸指圧院
満澤