介護報酬改定で初のアウトカム評価の内容を決定【厚生労働省】

厚生労働省は今年4月の介護報酬改定で、自立支援・重度化防止の成果をみるアウトカム評価の考え方を特養の報酬体系に初めて組み込みます。

https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-12601000-Seisakutoukatsukan-Sanjikanshitsu_Shakaihoshoutantou/0000089752.pdf

現行、施設の報酬体系に組み込まれているアウトカム評価は、老健に設けられている入所者の在宅復帰に着目したインセンティブ1種類で、ターゲットは排せつと褥瘡の2つです。今回の改定で、既存の「褥瘡マネジメント加算」や「排せつ支援加算」が見直されるということです。

褥瘡マネジメント加算では、治癒後に再発が無いことや新規の発症を防いでいることなどを評価します。また、排せつ支援加算では、トイレへ行けるようになることやオムツを使わなくなることなどを評価する意向だそうです。

 

 

こうしたアウトカム評価の導入によって、介護サービスの質の向上が期待できます。介護サービスの質が向上することによって、利用者さんが介護サービスから離れた生活を送れるようになる道も見えてくるのではないでしょうか。一人でも多くの利用者さんが目標を持って前向きな生活を送れるように、我々もお手伝いが出来たらと思います。

〈記事担当: 満澤〉

(出典: 厚生労働省 令和3年度介護報酬改定に関する審議報告)