福祉用具の停電時に対する備え【日本福祉用具・生活支援用具協会】 

こんにちは。

今年も間もなく台風シーズンがやってきますね。

台風は地震と違って予測ができるため、ある程度対策が可能な災害と言われています。

今回は、「在宅で比較的多く使われている福祉用具の停電時に対する備えについて」簡単にまとめてみました。

 

 

災害時は電源プラグをコンセントから抜いておきましょう。
復旧時、全ての電気製品が一斉に動くと故障の原因となります。

1.電動介護用ベッド

停電時には動作することができなくなるため、停電の可能性がある場合には事前に

「あたま」と「あし」を完全に下げて水平状態にしておく。「高さ」は安全のため、

一番低い状態にしておく。

また、電源プラグをコンセントから抜いておく。

(復旧時、全ての電気製品が一斉に動くと故障の原因となるため)

2.エアマットレス

3時間程度の停電 (短時間)

空気が抜けにくい構造になっており、底着き防止層もあるため特に心配なし。

3時間を超える停電の場合 (長時間)

製品によって、空気抜けを抑える対策が必要なものもある。

(ビニールひも・布ガムテープが必要な場合もあるので、要確認。)

復旧後、製品により再設定が必要なものもあるので、事前に確認しておくとよい。

3.移動式・設置型リフト

ほとんどの製品が充電式のため、あらかじめ満充電にしておけば影響は受けない。

 

 

停電時には手動で動かすことができる電動介護用ベッドもありますが、ヘッドボードを外すなど少々難しい作業を伴うものも多いようです。今回取り上げた製品は、私共の訪問マッサージご利用者様も多く使用されております。

お天気の話題など日々のさりげない会話の中でこのような話題にも触れてお伝えして、なおかつ、いざという時のご利用者様の安全安心のお役に立てるよう取り組んでいきたと思います。                               

〈記事担当: 平山〉

記事参考リンク:

http://www.jaspa.gr.jp/