介護ベッドの事故に注意喚起 ~手すり・サイドレール編~【消費者庁】

【介護のニュース】

昨年​9​月消費者庁より注意喚起として発表されました。

今回はその中の「手すり・サイドレール」について取り上げます。

 

高齢者が介護ベッド使用中に死亡する事故が毎年発生しています。

介護ベッドと柵や手すりとの間に首を挟んでしまうケースによるものです。

 

 

介護ベッドを利用される際は、以下のような点を確認して事故を防止しましょう。

 

近年になり、介護ベッドと柵や手すりとの間に首を挟んでしまうケースが増えています。

 

1.隙間に注意する

ベッドや手すりの組み合わせによっては、ベッドと手すりとの間に生じる隙間に頭や首、手足が入り込んでしまいます。

 

隙間を作らないために、

◎隙間を埋めるための対応品

◎全体を覆うカバーやクッション

 

などを使用しましょう。古いベッドをお使いの方は特に注意が必要です。

平成21年にJISが改正され、ベッドと手すりとの間の隙間などについて見直しが行われました。

その内容として、

※手すりは衣服が絡みつくような形状でないこと

※サイドレール内の空間は直径12cm以上の物が

通らないこと

※サイドレール間やサイドレールとボードの隙間には

直径6cm以上の物が入り込まないこと

 

などが盛り込まれまれました。

 

2.転倒に注意する

介護ベッドの周辺は常に整理整頓しておきましょう。

ベッドの利用者の様子をよく見て、無理な姿勢を取っていないか確認しましょう。

 

3.ベッド操作に注意する

電動ベッドの普及により、ベッドと床との間・手すりと、マットレスとの間に利用者の体が挟まる事故も発生しています。

手元の操作スイッチは安全な場所に置き、利用者の手足の位置を確認してからベッドを動かすようにしましょう。

 

4.ベッドのキャスターやグリップに注意する
ベッドに付けられているキャスターやグリップの固定がしっかりできているか確認しましょう。

立ち上がる時の転倒や骨折を予防しましょう。

 

〈記事担当: 平山のメモ〉
介護ベッドは私共の訪問マッサージご利用者様も多く使用されています。とても便利なものではありますが、使用方法を誤ると思わぬ事故に繋がる恐れがあります。今から20年以上前ですが、私、平山は、とある大手の介護ベッドメーカーに勤めておりました。その頃の製品と比較しますと、近頃の介護ベッドは快適性はもちろん、挟み込みをセンサーで感知して危険を防止する装置等が開発・搭載されるなど、安全性も向上しています。また、平成​21​年の​JIS​改正でより細やかな規定ができて、頭や腕を挟み込む事故が起きにくい仕様になっています。しかし、ここ10年程で介護保険でベッド給付件数が約2倍に増えていることもあり、残念ながら毎年5件程度の死亡・重大事故が発生し続けています。JIS​改正前の古いベッドを使用されている場合でも、手すりとベッドの隙間をクッション等で埋めたり、サイドレール全体を覆うなど、比較的簡単に対処できる事がご利用者様の安全確保へ繋がります。今後は、利用者様とのコミュニケーションを大切にしながら訪問時に活かしていきたいと思います。